拳法混乱

先日、テレビ東京系にて、ジャッキーチェンの「酔拳」を見ました。(…と言っても、最後の対決シーンだけですが…)
「21世紀特別編」と銘打ってましたので、新吹替えかと思ってましたが、案の定そうでした。
ジャッキーの石丸博也氏以外はすべて入れ換えとなっていたのは仕方がなかったのですが、個人的に納得できなかったのは、今回の翻訳でした。
今回はおそらく原語に忠実に翻訳を行ったと思われますが、わたしにとっては20年以上、旧吹替え版のセリフが耳に焼き付いていますので、前回のでたらめな翻訳の方がよかったと言わざるを得ません。
特に気になったのが、悪役鉄心(ティッサム)の使う「無影拳」。それが「めくらまし」なんて味がなさすぎですよ、ホント。
その他にも、
「両の手はこれ扉!それを打ち破るは足だ!」
「3割が拳!…そして7割が脚!」
「『電撃』っちゅう酒じゃ!」
「ロックで驚きか?」
「ロックなしね!」
「このオカマ野郎!」
「もう一杯いただくわ!」
という名(迷)セリフの数々が、まったく味わいのないものに変更されていました。
そりゃー、さー、ウォン・フェイフォンがそのまま日本語読みで「ヒコ」だったり、劇中日本語の主題歌が流れたりするけどさー、セリフに関しては昔の方が面白かったぞー。
(わたしの中では、「ウォン・フェイフォン」という単語は、鼻の穴がでかくて、池田秀一の声で奇声を発する弁髪頭の青年ということになってますので、いまさらジャッキーに「フェイフォン」と名乗られてもダメなんすよ。だったら「ヒコ」でいいです、「ヒコ」で。)
それにウォン・チェンリー演じる鉄心の声は、旧版の津嘉山正種さんの方がよかったなー。(磯部勉さんはカッコ良すぎて、ちょっとイメージちがうかも…)
津嘉山さんの鉄心は、普段のセリフの時はカッコいいのに、カンフーシーンになるともうほとんどヤケクソのような奇声を発するところに味があるのです。そのギャップがなんとも面白かったし、トドメは「このオカマ野郎!」だし…。
何はともあれ、これで旧吹替え版の録画テープは手放せなくなってしまったのは確実であります。

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